特定非営利活動法人チャイルドドクター・ジャパン

横手春子

看護プログラム研修員の横手です。3か月のケニア研修が終わり、帰国してから1週間が経過しました。今回は、ケニアでの最後の活動と、帰国した今感じていることをお伝えします。最後の半月は、地域住民への啓発イベントと、チャイルドドクターローカルスタッフに向けた活動発表を行いました。

横手春子

啓発イベントでは、11月の勉強会で障害や差別について学んだ保健ボランティアが演劇と歌を行い、とても楽しいものになりました。120人程の参加がありましたが、ほとんどが子どもだったため、効果は大きなものではありません。しかし、少なくとも保健ボランティア自身の能力や意識を高める活動となりました。
スタッフに向けた活動発表は、30分間の英語プレゼンに緊張しました。上手かったとは言えませんが、自身の課題が分かる大変良い経験となりました。

横手春子充実した3か月を終えて特に感じることは、夢中になれる仕事を見つけられた喜びです。今まで病棟看護の経験しかなく、途上国で今回のように活動することは初めての経験です。試行錯誤の毎日でしたが、それでも頑張れたのは楽しめたからだと思います。
国際保健分野で活動したいという思いをより一層強くしました。そして、今の自分に足りていない、国際保健の知識・経験と語学力をこれから積極的に増やしていこうと思います。
この3か月は、本当にたくさんの人に支えられて活動することができました。チャイルドドクターの皆さん、地域の保健ボランティアやリーダー、保健省の皆さん、障害をもつ子ども達やその家族、GLOWの皆さん、メンターの先生、家族、友人、SNSで応援してくれた方々。
こんなにも周囲に恵まれているということに改めて気付くことができました。ありがとうございました。3月末までの国内研修も引き続き頑張ろうと思います。

横手春子

横手 春子@ケニアです。先日、初回のイベントとして、保健ボランティアの勉強会を行うことができました。勉強会では、子どもの障害、リハビリの効果、障害児とその家族の状況などを伝えましたが、勉強会後すぐに、保健ボランティアを通じて数人の障害児がクリニックを訪れるなど、支援につながる一歩となりました。

横手春子

現在は、一般のコミュニティー住民向けのイベントを準備しています。
こちらは、座学のものを最小限にし、勉強会に参加してくれた保健ボランティアが歌と演劇でメッセージを伝える予定です。この様に書いていると、とてもスムーズに活動できているように見えますが、実際はたくさんの「予想外」に悩まされて活動しています。たとえば、
●印刷会社に依頼していた調査用紙が2000枚足りない
●印刷しても、薄くて字が読めない
●集めたデータは記入欄や数値を間違えているか、そもそも記入していない
●来るはずの人が来ない、有るはずのものが無い・・・など、
さまざまな「予想外」が起こります。つい先日は、イベントのために予約していた施設を、急きょ政府側が使うとのことで、こちらのイベントは1週間の延期となるという事態が起こりました。

横手春子

なんとか工夫して乗り切れるものもありますが、諦めなくてはいけないことも出てきます。いろいろな方にご協力いただいて、ようやくここまでたどり着いたという感じです。9月末から始まった海外研修は、早くも残り3週間を切りました。活動をしていると、本当にあっという間に時間が過ぎていきます。あともう一息、頑張ります。

横手春子

横手春子私は9月末よりケニアに渡り、NPOチャイルドドクターのインターンをさせていただいております。こちらに来てから、ケニアが抱えている様々な課題を目にしてきました。その中で、12月中旬までの3か月を通して取り組むものとして選んだのが「心身障害児に対する偏見や差別」です。
ケニアでは、障害の原因を呪いや魔術、親の悪行などとする誤解が残っており、障害児やその家族は差別の対象になります。
差別が有るために、障害児とその親は周囲のサポートを得ることが困難です。更に、家に閉じ込められたり、虐待をされたり、ときには親から捨てられる子も居ます。特にスラムに暮らす人々は非常に貧しい生活を送っており、その貧しさに加えて障害と周囲からの差別があり、彼らの生活はとても厳しい状況です。現在は、担当の先生にご指導をいただきながら、現地スタッフの協力を得て地域住民を対象にした調査を行っています。

横手春子

今後は、障害児を持つ保護者へのインタビューや地域住民への啓発イベントなどを行う予定です。将来、国際保健分野の中でも特に子どもに関する分野を専門にしたいと考えていたので、まさにその分野の一部として活動を行うことができており、大変嬉しく思います。その一方で、活動を行いながら「これでいいのかな?」と不安になる事や、プロジェクト運営能力や語学力の不足を実感し、落ち込むこともあります。
この活動が、少しでも障害児とその家族の生活を改善するきっかけになることを願って、毎日楽しみながら、そして悩みながら頑張っています。